ふたりはいっしょ

お友達っていいなという気持にさせてくれる「ふたりはいっしょ」

ふたりはいっしょというと人間のお話かな?と思うのですが、子どもにとって動物も架空の生きものも人と一緒、かえるも同じで子供からすれば、かえるが2匹いて仲良くしていれば二人は仲良しだね、と考えるでしょう。

こうした絵本を読むと常に思う事、それは子供目線で子供がどう考えるのかという事をよく理解して作られているという事です。
このかえるのシリーズは、「がまくんとかえる」というシリーズで飛び出す絵本やふたりはいつも、ふたりはきょうも、など色々な本があります。

ふたりはいっしょには「こわくないやい」「がまくんのゆめ」など5編が収録されていて、ニューベリー賞などを受賞している本です。

70年前にアメリカで生まれた絵本

子供の絵本というと日本のものは特に、カラフルで原色に近い色が利用されているという特徴がありますが、この絵本は落ち着いた色が利用されていてインテリアとしておく方もいる位です。

丁寧に書かれたその描写も美しいのですが、この絵本の中で描かれるがまくんとかえるの素晴らしい友情にうらやましい・・と思ってしまうほどです。
かえるとがまくんの日常的な出来事がかかれています。
ドキドキするような冒険などはなく、がまくんとかえるののほほんとした世界に引き込まれます。

喧嘩もするし思っていることが全く違うという事もある、でも二人は常に仲良し、一緒にいる時間を楽しんでいます。

ちょっとあらすじをご紹介

「はるがきた」ええはかえるくんががまくんの家にあわてた様子で尋ねます。
はるがきたんだよといいにきたのですが、いくらいってもがまくんは信用せず、布団をかぶり寝ています。
それをみたかえるくんはがまくんをベッドからむりやりだして玄関の前に連れていきます。
それでも目を覚まさないがまくん、4月になって外は春だよ、こんな様子だよと必死につたえますがまたベッドにもどっていき、5月半ばくらいにおこしてと伝えます。

それを聞いたかえるくんは、がまくんのカレンダーを見ます。
がまくんが眠り始めた11月のままになっているカレンダーをやぶき、今4月なのにそれも破って5月になったから起きないと!!とがまくんにカレンダーをみせます。
がまくんはなるほどと思い、二人で春の世界に出ていくというほのぼのしたお話です。

このほか、4編がおさめられていますが、どれもにっこり笑って読めるお話です。
子供はがまくんが5月にならないと起きないのか、春になる事がそんなにすごいことなの?と色々な疑問を持ってくれるでしょう。
夜寝る前に読む本としてもほのぼの、素敵なお話です。

シリーズはどれもほのぼのしていますので、お子さんと一緒に読む絵本としては最高でしょう。